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代表

川原 瞳

Hitomi Kawahara

1997年徳島県徳島市生まれ。2016年3月徳島県立城東高校卒業。2016年4月東京大学文科三類入学。2020年3月、東京大学教養学部卒業(教養学士)。2022年3月、東京大学大学院人文社会系研究科修了(社会心理学修士)。2022年度フルブライト奨学生。2022年8月から2023年5月までフルブライト語学アシスタントプログラムに参加し、米国スペルマン大学で日本語語学授業のティーチング・アシスタント及び日本文化のアンバサダーとして勤務。

上記の通り、私には徳島県から東大へ進学したという背景があります。そしてこれが、私が地方出身の東大生・京大生によるオンライン家庭教師サービスを創設した原点です。というのも、徳島県という地方からトップの大学を目指す上で、そして進学してからも、教育に関して、都会にあって地方にないものをたくさん見つけ、羨ましい!と思い続けてきたからです。

私は中学生までは特に勉強に力を入れるでもなく、目標も持たずゆるゆると過ごしてきました。けれど高校生になって「日本で一番スゴい東大ってどんなものか、行ってみたい!」と大きな目標ができました。

しかし、その夢に本気になればなるほど、実現が不可能に見えてきました。周りにほとんどお手本や成功例がいないのです。「何をどのくらい勉強したらええん?どうやったら効率よく勉強できるん?私なんかがほんまに天下の東大に行けるん?」いつも悶々としながら自分なりに勉強を続けていました。

そんな気持ちを抱えたまま赴いた、東大のオープンキャンパス。高校2年生の私は赤門の仰々しさに圧倒されながらも、女子中高生向けの大学説明会を聞いてみることにしました。私の前にはオシャレな女子高生が二人。一人の女の子が、「先輩たちみんな東大行くから私たちにとって東大って当たり前になっちゃってるけどさ、それじゃダメだよね〜」と口にした瞬間、私は「田舎と都会の違い」を実感しました。東京の子とはもう世界が違う…。私はこんな人たちと闘わないかん。ますます不安になって徳島に帰ってきました。

それから一年半、必死に勉強し、憧れの東大に入学することができました。そして個別指導塾でアルバイトを始めると、ある事実に気付きました。首都圏に住んでいる子なら、「フツーに」東大生から勉強を教えてもらうことができる。日本一の大学がどんなものか、話を聞ける。

これが、高校時代に私が欲しかったものだ!と思いました。東大に行きたい!というような志を持った生徒に限らず、どんな習熟度の生徒であっても、勉強の得意な先輩から効率の良い勉強方法や学習内容の面白さ、大学以降の学びへのつながりを教えてもらうことは意義のあることです。

もちろん地方にも素晴らしい先生はたくさんいます。けれど、本気で勉強に取り組んできた、トップレベルの大学に通う学生からその知恵や経験を直に共有してもらえる機会が地方では圧倒的に少ないのは確かです。そういう機会を居住地に関わらず得られるようにするにはどうすれば良いだろう、という思いから、東大・京大に通う学生と全国の中高生とを繋ぐサービスを創設することにしました。

Brainy Buddyとは、英語で「聡明な相棒」という意味です。ここでの「聡明」とは普通の人と頭の出来が違うとか天才的とかいう意味ではありません。誰よりも「学ぶことに真剣に取り組んできた」という意味でのBrainyな現役の東大生・京大生が、まるで仲の良い友人のように全国の学習者の皆さんに寄り添ってくれるように、という願いを込めています。