小中高と何冊消費するのだろう、というくらいお世話になるノート。
どのように使うべきか、ということについてはあまり学校で習うことがありませんでした。
私も、高校生くらいまではとりあえず黒板の文字を写すことに必死になって、綺麗に書けたら満足していました。
けれど、そもそも私たちには既に要点のまとめられた「教科書」があります。
だから、授業中にノートを書くばっかりに集中するのは実はあまり効率的ではないかも?
数学にしても、英語にしても、国語にしても、歴史や理科にしても、既に数式や重要な事項は教科書に記してあります。
だから、授業中はむしろ、「なぜその数式や論理が成り立っているか」を理解するために、しっかり先生の話を聞き、自分ひとりでは気づけないようなアイディアをノートに記す、というようにノート使うといいかもしれません。
先生が今教科書の何ページ目の解説をしているのかをしっかり教科書を参照しながら追い、教科書に書かれていないことをメモしていくのです。
その際に、教科書の何ページくらいのことを記したのか、ページ数まで書いておくと、後で復習するときにも役立ちますよ。
(気にしないのであれば、教科書に直接書き込むのもありかも。)
過去に私が担当させていただいた中学生の生徒さんも、授業中はノートをとることよりも先生の話をしっかり聞くことに集中すると、理解度が高まりぐんぐんと成績が伸びていきました。
中学生くらいまで私も、ノートを綺麗に板書して満足して終わっていました。
「勉強した気」になっていたのです。
でも、重要なところはどこだろう?と教科書と先生の話を比べながら授業を受けると、授業中もあまり眠くならないし、より効率よく理解を深めることができるのではないかなと思います。
授業中にフーン、そうかと思っても、1日が終わることには意外と忘れているもの。
人間の記憶の限界を補うためにも、まさに備忘録としてのノート作りを大切にしてみてはいかがでしょうか。
できそうであれば、まずは自分にとってハードルの低い科目から試してみてくださいね♪