さて、今回はAtlantaでの私の移動手段について。
そもそも、渡米前、同じ大学に派遣されていた先輩方の体験記を見て、Atlantaでは皆さんほぼUberやLyftを使用していた…ということを知っていました。
(私はこちらに来るまで知らなかったのですが)UberやLyftとは、端的に言えば日本でも有名なUber Eatsのタクシー版です。

アプリ上で乗車地と目的地を選択しお金を払えば、ドライバー(副業の方もプロの方もいらっしゃるよう)が1分~20分くらいのうちにやって来て車に乗せてくれます。
料金はAtlantaで車で10分くらいのところまでで大体12ドルくらい(日本円に換算すると1500円を超えるので少々お高いです)。
多くの場合、4人くらいまで同時に乗車できるので割り勘すればひとり3ドルほどということになりますが、友人と毎回毎回一緒に行動するということも現実的ではありません。
では、なぜ自家用車を持たない場合、このような配車サービスでの移動が一般的なのか?
それは、Atlantaは人口49万人の大都市にも関わらず公共交通機関が不便、で悪名高いためです。
理由は大きく分けてふたつ。

第一に、治安があまりよろしくないこと。
私が地下鉄を利用するときには、ほぼ毎回、プラットフォームや車内で叫んでいる人がいます。
友人によると麻薬を吸っている人もいるみたいです。
駅や車内の匂いもかなりひどく、不潔です。
日本の電車やバスは本当に清潔なんだな…と実感します。
(もちろん東京の電車でもかなり異様な体験をしたことはありますが)
第二に、効率が悪いこと。
電車やバスが遅れるのは当たり前。
地下鉄の運行間隔は大体10分、15分くらいでしょうか。
東京みたいに2分3分間隔で時間通りに電車が来るなんてあり得ないので、そのような生活に慣れた方々は相当イライラしてしまうのではないのでしょうか。
(私は四国で生まれ育ったので運行間隔についてはそこまで気にはなりませんが)
というわけで、自家用車を持たない人の多くは地下鉄やバスの利用を避け、配車サービスを利用するのです。
徳島県よりもずっと人口が多く大きな都市なのに、車を持っていなければどこにも行けない状況が同じ、というのは何だか奇妙に感じます。
お財布には痛いですが、安全で効率よく移動するためには、今後も配車サービスを利用しなければなりません。