朝の10分を活用する

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今回は、私がお勧めする朝の短時間学習法をご紹介したいと思います。

私が高校2年生の時に始めた習慣で一番効果を実感したのが、朝の数分の時間を使って新しい単語や表現を学習する、というものです。

学校指定の単語帳から数個だけで構いません。

例えば3つから5つくらいでしょうか?

このくらいなら、朝の5分10分くらいで学習できると思います。

この学習法のポイントは、少ない単語や表現を、例文まで音声を聞いたり実際に自分で暗唱してみたりして、じっくり確実に学習していくことです。

焦って一気にたくさん覚えようとしても、人間が一度に覚えられる量には限りがあるので、少量を少しずつ覚えるより効率が悪く遠回りになってしまいます。

この小さな習慣を続けるだけでも、数ヶ月後にはかなり自分の力の伸びを実感できるはずです。

そして、この学習法のもう一つのポイントが、朝学習した単語を夜にまた5分10分くらいでおさらいやテストすること。

朝学習した記憶は夜になると学校や家でのいろいろな出来事を経て徐々に薄れていくもの。

そこで、夜にもう一度軽くおさらいをしておくと、重要な情報として頭に残りやすくなるはずです。

最後に、なぜ私が短時間の朝学習をお勧めするか記しておきたいと思います。

「朝に学習する方がいい」と聞けば、ついつい、「じゃあ朝5時に起きてたくさん勉強すればいいんだ!」と思ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、「辛いな」と感じたり、朝早く起きても頭が働かなかったり、日中疲れて授業中眠ってしまったりするならば、頑張って朝5時に起きて2時間も勉強する必要はないと思います。

実際私が高校生の時も、睡眠時間を削って早朝に起きて2時間勉強して学校へ行く、という生活をしたこともありました。

けれど結局、日中に頭痛がしてきたり、一日中眠くて授業中に集中できなかったり、イライラしたり…そんなことがしょっちゅうでした。

一番大事なのは、元気いっぱい、やる気いっぱい、すっきりした頭と体で一日活動できることです。

まして成長期の方々が睡眠時間を削ると、骨や筋肉、脳の正常な成長が妨げられることは容易に想像できます。

短期的にうまくいっても、長期的にみてネガティブな影響があるならやる意味がありません。

ということで、無理に長時間気合いで「朝活」をするよりも、短い時間、ストレスに感じない程度の量に取り組むことをお勧めしたいのです。

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